WIPO-2015年12月14日に公表された商標の出願統計報告

世界知的所有権機関(WIPO)は2015年12月14日に最新の工業意匠の出願統計報告を公表しました。

商標出願

下の表は2013年/2014年に商標出願件数と2014年における商標の出願成長率の統計データを示します。

  2013 2014 出願成長率(%)
商標出願件数 7,028,400 7,449,400 6.0

2014年の商標出願件数が成長し、約745件の商標出願があり、2013年と比較し6.0%成長しました。

トップ5位の商標出願国

トップ5位の商標出願国は中国が222万件でランキング第1位になり、米国が471228でランキング第2位になり、欧州共同体商標意匠庁(OHIM:Office for Harmonization in the Internal Market (Trademarks and Designs))が333443件でランキング第3位になり、フランスが269837件でランキング第4位になり、日本が424073件でランキング第5位になります。

トップ20位の商標出願国商標出願成長率

トップ5位の商標出願国の中に、中国と日本はそれぞれ+18.2%と16.9%の二桁の商標出願成長率で成長しています。米国と欧州共同体商標意匠庁もそれぞれ+6.7%と+2.7%で成長しています。しかしながら、フランスの商標出願成長率が-10%も下がりました。そして、トップ20位の商標出願国の中に、インドとメキシコはそれぞれ+15.4%と+10.8%の高い商標出願成長率を有します。

国内商標出願

住民が国内管轄区内での商標保護を出願する割合は全世界の商標出願の75%を占めています。

商標出願におけるトップ7位の産業

最も商標出願が多い産業は広告とビジネス管理産業であり、商標出願全体の9.8%を占めています。次はアパレル産業、科学産業、撮影産業、測定機械産業、録音設備産業とコンピューター・ソフトウェア産業です。

商標登録査定

商標登録の査定総件数は349万件であり、16.3%成長しました。中国による商標登録査定の成長率が+36%で第1位になり、次はアルゼンチンによる商標登録査定の成長率が+19%であり、ブラジルによる商標登録査定の成長率が+13.2%であり、トルコによる商標登録査定の成長率が+12%です。

 

世界知的所有権機関より

http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2015/article_0016.html

 

キーワード:WIPO、商標出願、2013~2015