WIPO-2015年12月14日に公表された特許の出願統計報告
世界知的所有権機関(WIPO)は2015年12月14日に最新の特許の出願統計報告を公表しました。
特許出願
下の表は2013年/2014年に特許出願件数と2014年における特許の出願成長率の統計データを示します。
2013 | 2014 | 出願成長率(%) | |
特許出願件数 | 2,564,800 | 2,680,900 | 4.5 |
2014年の特許出願件数が再び成長し、5年連続の成長になります。2014年の特許出願件数は約270万件であり、2013年と比較し4.5%成長しました。
トップ10位の特許出願国
トップ5位の商標出願国は中国が928177件(+12.5%成長)の特許出願でランキング第1位になり、米国が578802件(+1.3%成長)の特許出願でランキング第2位になり、日本が325989件(-0.7%減少)の特許出願でランキング第3位になり、韓国が210292件(+2.8%成長)の特許出願でランキング第4位になり、欧州特許庁が152622件(+3.2%成長)の特許出願でランキング第5位になります。トップ10位の特許出願国はブラジルとインドが含まれました。
トップ20位の特許出願国の特許出願成長率
トップ20位の特許出願国の中に、特許出願成長率のトップ7位はそれぞれイラン・イスラム共和国(+18.5%成長)、中国(+18.5%成長)、ベトナム(+11.3%成長)、トルコ(+9.4%成長)、フィリピン(+9.3%成長)、インドネシア(+7.7%成長)とタイ(+7.1%成長)です。
国外特許出願
米国特許出願人が224400件の米国以外の特許出願を提出し、日本特許出願人が200000件の日本以外の特許出願を提出し、ドイツ特許出願人が105600件のドイツ以外の特許出願を提出しました。一方、中国特許出願人が36700件のみの中国以外の特許出願を提出しました。
特許出願のトップ4位技術分野
全世界特許出願のトップ4位技術分野それぞれはコンピューター技術(7.8%)、電子機械(7.4%)、測定(4.8%)とデジタル通信(4.6%)です。その中、コンピューター技術とデジタル通信の特許出願成長率は20年以来ずっと著しく成長する技術分野です。
特許査定
2014年に世界の特許査定件数は約118万です。5年前の特許査定件数と比較したら、2014年の特許査定件数の成長率は僅か0.3%です。その原因は日本特許庁による特許査定件数が2013年より5万件減少しました。
有効特許
2014年の世界有効特許件数は約1020万件であり、その中、数多くの有効特許は米国特許(24.7%)、日本特許(18.8%)と中国特許(11.7%)です。
世界知的所有権機関より
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2015/article_0016.html
キーワード:WIPO、特許出願、2013~2015