台湾の大学による特許出願に関する分析(前編)

最近、台湾での国内出願が引き続き減少し、その中、特に大学による出願の減少が著しいです。従って、智慧財産局がこの状況に対して、出願件数と出願領域の二つの方面による分析を行います。前編は出願件数についての調査報告です。

2011年から2015年まで、国内大学による特許出願件数は上がってから下がります。その中、2013年に頂点に達し、国内大学による特許出願件数が4817件に達しました。しかしながら、2014年にすぐ4275件まで下がり、11.3%の程度も減少しました。今年の第3四半期までの出願件数も去年より10.0%下がりました。このほか、国立大学による出願件数は特許が多数であり、私立大学は実用新案に集中しています。特に「医療保険」と「医薬とバイオテク」の領域に関する出願が顕著です。

長い期間に、国内大学の出願件数のトップ10は私立大学が多数を占めています。しかし、南台科学技術大学(Southern Taiwan University)、崑山科学技術大学(Kun Shan University)と建國科学技術大学(Chienkuo Technology University)以外、他の私立大学の出願件数における特許の割合が5割より低いです。以上から見れば、私立大学の出願件数は多いが、主に実用新案に集中しています。一方、国立大学は主に特許を出願しています。今までトップ10の国立大学は、特許の出願件数が申請件数全体の5割以上を占め、特に清華大学が長い期間に95.5%以上を維持しています。

智慧財産局は更にこの五年間におけるトップ大学としての台湾大学、清華大学、交通大学と成功大学の出願件数変化を分析し、この四所の合計出願件数が段々減少していくことが見られます。この四所の2011年での合計出願件数は721件であり、2014年では485件だけ出願され、32.7%減少しました。成功大学も交通大学も減少する趨勢を呈し、成功大学は2011年での287件から2014年での93件まで下がり、67.6%減少し、交通大学は2011年での145件から2014年での98件まで下がり、32.4%減少しました。この四所の中に、成長の趨勢を呈する唯一の学校は清華大学であり、高い割合の特許を出願する一貫性を維持しています。

台湾智慧財産局より:

http://www.tipo.gov.tw/ct.asp?xItem=569260&ctNode=7123&mp=1

キーワード:大学、特許出願、分析、件数、領域